子持山に行ってきました。山道を歩いていたら人にたくさん出会うので、考えてみたらきょうは祭日でした。なるべく休日には出かけないようにしていたのですが忘れました。ぼけてきたかな。気をつけよう。それに写真を撮ろうとしたら、バッテリーが空になっていました。クワバラ、クワバラ。群馬天文台の駐車場の先から右に入る林道からです。直ぐにゲートがありました。林道が大きくカーブするところから山道に入りました。直ぐに下ってくる人に出会いました。まだ朝早いのにもう下山かと思ったのです。子持山はこっちかと聞かれたので、道を間違えたのだと知りました。30分ぐらいで再び林道に出会いました。登山道の脇にはトリカブトが咲いていました。ここのトリカブトは紫色の色がとても濃く美しく感じました。なんといってもカメラが使えないので残念です。じっくり眺めて帰宅してから絵にしてみました。
トリカブトの隣にはサラシナショウマも大きな白い穂をつけて咲いています。サラシナショウマは「更科」かと思ったらそうではなく、晒菜だと知ってビックリ。若葉を水に晒して食べたのだそうです。白い花の穂先は30cmはある見ごたえのある花です。
ショウマがつく野草はいくつかあります。良く知られているのはレンゲショウマでしょう。これは花がハスの花に似ていて、葉がサラシナショウマに似ているので、レンゲショウマというのだそうです。
ここは高山村です。どこの町とも町村合併をしなかったのですね。とても美しい村です。中山盆地はこの村の中心で高原の中の盆地。いま稲が黄金色に輝いて今日の青空と映えて美しい田園風景でした。はざ掛けして自然乾燥した稲もあります。
国道145号を中之条へ下ってゆく道も、とても気分がよい道です。なぜだろうと考えてみると、道のわきにも、家の周りも、とにかく雑草が見えないのです。耕作放棄地も少ないようです。手入れが行き届いています。道のわきには百日紅、赤いサルビア、家々の脇にはあふれるように花が咲いています。真紅のカンナ、キバナコスモス、ケイトウ、秋明菊、秋の花が咲き誇っているのです。住民の方々が村を愛し、誇りに思っていることが覗えて気持ちのよい一日でした。