けさ、早起きをしてバラの消毒をしました。ハムシ類がたくさん花につくので、きれいな花にならないのでやむを得ません。五時から七時まで二時間かかりました。
きのうのブログにあるように、ハンゲショウが元気です。花時に葉が半白になって目立ちますが、白い花穂は目立ちません。地味な花です。ドクダミと同じ仲間なので地下茎でどんどん広がっていきます。
花穂は葉の基部から伸びています。見たところ花びらもなければガクもありません。あるのは生殖のための雄しべと雌しべだけのようです。普通は花びらの色で虫を誘うのですが、それがないので葉っぱを白くしているのですね。経済的です。余計なエネルギーは使わない。したがって花が終われば葉も白い必要がないので緑に戻ります。雌しべが徳利のような形をして先端が4つに割れています。そのまわりに雄しべが6本、これがセットになってたくさんついています。

もう一つ花を拡大してみましょう。花の名前は、コーカサス・ジャーマンダー。これも花穂です。一つひとつの花は老人の裸眼ではよく判らないほど小さな花です。
紫色の花穂の一つひとつは舌状花でした。ごく平凡です。舌状花は虫が蜜を吸いに入ると、背中に雄しべから花粉がつくようになっているのでした。かなり小さな虫でないと入れないかな。それにしても舌状花は大きくても小さくても同じような花です。舌状花にせよ。というDNAと、小さいのをたくさんというDNAで構造が決まるのでしょうか。