朝の散歩でいつも見るツバメのコロニーのあるじが何か確かめたく吾妻川の対岸を歩いた。ちょうど朝日が射しはじめる頃岩櫃山を背景にクレオメの群落が美しく咲きそろったところに出会った。前回通ったときはきれいに除草しているなと思ったところだ。四戸の上信道工事のすぐ隣の畑地だ。大きな人工物のできるところにこのような花の群落があると心安らげる。
橋の上に出た。ここは岩櫃山が火山活動していた頃の枕上溶岩が見える。

ツバメは高く低く滑空している。はるか下は吾妻川が白波を立てている。水面を見るとカワガラスらしい鳥が水面近くを飛んで川の中の石に止まった。スマホしかないので遠すぎて写真は撮れない。一方ツバメのほうは高速で飛んでいてなかなか特徴がわからない。腰は白、宙返りのとき胸や腹も白いようだ。尾はM尾ではないらしくどうやらイワツバメらしい。ここからは見えないが橋の下にはたくさんの巣があるに違いない。彼らは毎年南から渡ってきて繁殖する大きなコロニーなのだ。しかし河原には降りられるところはなく、確かめる方法はない。