きのうの夕方、今年の夏に入って初めて「暑いなァー」と感じた日の夕暮れでした。あけたままになった北側の窓から「カナ・カナ・カナ」と澄んだ音が聞こえてきました。あァー、もうヒグラシの音が聞こえる季節になんだなと思いました。しかし暦では二十四節気の立秋の次候に「寒蝉(ひぐらし)鳴く」とあります。一種哀愁を帯びた鳴き声が秋を思わせるということなのでしょう。確かに蒸し暑い夕暮れに「カナ・カナ・カナ」と聞くと、なぜかヒンヤリとしたものを感じたような・・・気持ちになります。
歳時記にも「ひぐらしをきく水底にゐるごとく」木内 怜子 というのもあります。
それにしてもこの暑さ、午前中はジャガイモを掘り、ネギに土寄せし、庭のデッキチェアー二脚の塗装をし直しましたが、ノックアウト寸前、昼食後はあずまやでそよ風に吹かれてボーッとして過ごしました。

きょうの時候に近い植物 半夏生(はんげしょう)