きょうから11月。あと一週間で立冬。朝から追われるように庭仕事をして気がついたら夕方の四時。今頃の夕方は”メマトイ”が作業ができないほどうるさく目や耳などを襲撃してくる。ああ、もう夕方になったんだなと知れる。コーヒーを入れてつかの間の休憩を取る。目の前に美しいバラが目に入った。そういえばきのうも夕方このバラを見てきれいだな、明日の朝写真を撮ろうと思ったのだった。そのことも、いままですっかり忘れていた。もう薄暮の時間だがまた忘れてしまうのでカメラを取りに家に入った。

太陽は沈んで残光が空を染めていた。マガモのプロペラも北風を受けてくるくる勢いよく回る。いままで半年このプロペラは回らず、木の葉の陰で静かに忘れられていたのだった。そうだ、月が変わったということは季節も変わったのだ。当たり前のことをいま気付かされた。

ここ数日の間にキクが次々と花開いた。 ノコンギク 小菊いろいろ  ゴールドバーニー エキナセア コギク、小菊にもそれぞれ名があるのだろう。    マウントシャスタ メキシカンセージもみじ グランモゴールアンジェラ 夏の花よりも秋の方が色鮮やかなようだ。
数日前に上田市の花屋さんで来春のための苗を求めてきた。今年を振り返ると春を過ぎてから雨が多いというより、毎日けっこうな量の雨に降られて、多くの草花を根腐れにしてしまった。対策は取っていたつもりが、十分でなかったことが結果から明らかだった。広い庭を水はけのよい庭にすることは容易ではない。新たに植えるところはまわりよりかさ上げして植えることにした。用土も水はけを第一とした。通路の狭いところを広くしたり、そのとき移植するものをかさ上げする。という感じで進めている。結果がどう出るか、来年がまた楽しみになった。