前回に引き続いて朝の散歩。自動車で通っていても、歩いたことのないところを訪ねたいと思う。今回は地図を見て気になっていた吾妻川に架かる小さな橋を訪ねるのがメインです。それと引き続いて自動車道路工事で興味深いなところがあれば見たい、唐堀地区で遮光器土偶が出土したところが判れば訪ねたい。と盛りだくさんです。

家を出たらすぐキジに出会いました。隠れるところがないのでソワソワしていました。

吾妻川の南岸に出るまでは前回と同じ。そこから今回は上流へ、ここは唐堀地区、靄でおおわれていた岩櫃山が朝日と共に晴れ上がって美しい。すぐ手前、写真を撮っているあたりを上信自動車道が通る。(追記:この下が遺跡のあったところらしい。右下あたり?)
小さな橋に続く道に入ると、きのう説明を受けたボックスカルパートがあった。橋は小学校への通学路として作られたものと思えるので、廃校になったと思いこんでいたので道路は草でおおわれ、橋は通行止めになっているのではないかという杞憂があった。しかし、細いながら舗装路であった。(まだ廃校になっていないそうです。失礼しました)
橋はかなり下にあるらしく長い階段を下る。
橋は吊り橋でしっかりしていそうだし通行止めもなかった。おもわず安堵。
全面に鉄板が敷いてある。構造物も鉄骨でしっかりしている。

橋の中央から下流を見ると雲の中に岩櫃山の山頂が見える。
橋を渡りきると小学校の擁壁が見える。
子供園と小学校の併設。広い校庭ですばらしい。
唐堀遺跡は事前に調べていなかったのでわからなかった。吊り橋とは意外だった。孫が来たら散歩に連れてこよう。

吊り橋の近くでコナラのドングリを発見。わが家にもいまの季節たくさん落ちているのですが、必ず葉っぱが付いているのとドングリはまだ青いのが特徴。実りで落ちたのではないことは確か。何かで虫の仕業だというのを読んだことがある。虫の名は忘れた。
調べてみると、犯人はハイイロチョッキリ。ゾウムシの仲間だ。あの口というか象の鼻のように長い口吻をもつ昆虫だ。それにしても昔の人はよい名を付けたものだ”チョッキリ”。”ヘクソカズラ”とは大違いだ。チョッキリは口吻でドングリに穴を空け、お尻の産卵管を差し込む、木は穴を空けられたダメージで自己防衛で卵の成長を阻害する物質を出す。それをを見越してチョッキリは子を守るために枝から”チョッキリ”と切り落とすのだそうだ。なんと生物界のふしぎ! 蛇足ですが写真の葉に柄があるのでコナラ。ないのはミズナラ。