一昨日、山から運んだ杉丸太を使ってデッキチェアー作りを始めました。きのうは、細い丸太は半割に、太い丸太は太鼓挽き(丸太の左右両側面を挽いて太鼓のような断面にすること)にしてカンナがけをしました。
このデッキチェアーのオリジナルは須坂市にあるガーデンソイルというガーデンショップの庭に置いてあるイスに興味を感じたからです。こんなイスに座ってゆっくりとコーヒーを飲みながら花や景色を見たらどんなに時間が豊になるだろう、と思ったのです。
オリジナルと違うのは、丸太の丸みをなるべく生かしながら優しい感じにしたい。と思いました。下手をすると逆に無骨になってしまうのが心配でもあります。オリジナルはオーソドックスに直角に製材された板を使っています。ですからスマートな感じがします。作るのもだいぶ楽だと思います。全部寸法が決まって計算通りに作業ができますから。でも製材に出すと板を買うよりも高い製材賃を取られてしまいますから、これでは山の木を使う意味がありません。昨夜イメージを製図してみました。
座面は細い半割丸太を使い、背もたれは太鼓挽きしたものから丸鋸を使って板を作り、それを縦に並べ、背面のカーブに合わせて丸みを持たせて並べようという構想です。
今は昨夜からの雨が盛んに降っています。予報のようにそろそろ雨も上がって、昼から回復して来るという感じはまったくありません。生き物には恵みの雨ですが、工房のない私には作業のできない困った雨です。