雪が降ったあと、もう4日になるのに、気温は低いまま、風も強く冷たい。どこに行っても雪があるので、近場の遠見塚(613.3m)に行ってみた。
ここからは岩櫃山の新しいアングルの写真が撮れそうなので、一度行ってみたいと思っていたのだ。地図を見ると北の市街地から点線の山道があるのだが、いまも健在かどうかは不明。とにかく行ってみなければ判らない。
地図にある道の終点には、軽自動車1台が止められるスペースがあった。その先に、篠竹が生えている山道の跡がある。他に道がないか、100mくらい周囲を歩いたが、これ以外に行けそうな道はない。
スパッツを着けて歩き出す。篠竹は2~3か所だけで歩きやすい道になった。北斜面で、しかも杉林なので、寒々としている。
15分くらい歩いて左に入る細道があったので、それを登る。しばらくで送電鉄塔のある尾根上に出た。この鉄塔は2年くらい前に新しく作られた鉄塔で、柏崎からきているという噂だ(真偽は不明)。これから歩く尾根は、東隣に東京電力新榛名変電所のある尾根と併走する尾根である。
雪が薄くのる尾根道を、小枝を分けて進む。小さなアップダウンを経て小ピークに出ると、石の祠があった。巣立山にも、東谷山にもあったものと、同じ大きさ、形の祠だ。当時の規格品かと思うように似た祠だ。三角点は見あたらない。でも周りの立ち木が切り倒されていたり、状況として三角点思われる場所だ。何度も探したが、見つからないのでもう少し先まで行ってみた。
次のピークは広く平らな高みになっていて、地図では、さっきのピークがどうしても遠見塚でなければならない、と確信して引き返した。よく探したら、足下暗し、祠から1m西にそれはあった。

 


原町市街の南のはずれから登る。


駐車地点からの、岩櫃山。


北面の山仕事道


三角点のある遠見塚から原町市街。


山頂の祠、脇に書いてある文字は読めず。


十二ヶ岳方面


新榛名変電所遠望


目的の岩櫃山の展望は、あいにくであった。


南に続く尾根の作業道

四等三角点。「遠見塚」は国土地理院三角点の基準点名。