今年初の’オープンガーデンいわびつ’からの花便りを書ける喜びを感じつつ、お便りします。
今年最初の花は、福寿草です。キンポウゲ科の花はみな美しい。アネモネ、ニリンソウ、トリカブト、セツブンソウ、シラネアオイ、アズマイチゲ、レンゲショウマなど、みなキンポウゲ科だ。美しい花には毒があるのたとえ通り、毒のあるものも多い。
この仲間は虫媒花で、虫による受粉におおきく頼っている。それなのになぜ福寿草は虫の少ない冬に開花するのだろう。ただよく見ると、花びらは閉じたり開いたり、半開きになったりしている。太陽光に応じて花びらを動かし、花の中心に熱を集中して虫を誘引しているのだそうだ。
福寿草の咲き始めは花がほとんど地面に接するように咲いているが、開花が進むと、茎がだんだん伸びてきて、いつの間にか背高く咲いている。よく観察するとおもしろい個性を持っているな、と思う。中之条の嵩山に行く道の途中、役場に近いあたりに篠原さんの福寿草のオープンガーデンがある。私はここで福寿草にはいろんな種類があることを初めて知った。篠原さんはとても福寿草に詳しいです。関心のある方には興味深いと思います。