毎日頻繁に庭仕事で使うものがあります。剪定バサミ、枝切りノコ、草取り、移植ゴテ、手袋、作業靴、メジャー、防塵メガネ等々いろいろなもの。まさにいろいろなものは仕事をしていると次から次と増えていきます。それらを整理しないと、美しい花を見ていただく庭がゴミ屋敷とまでは行かないまでも雑然としかねません。そこで少し大きめの収納庫を造ることにしました。材料はスギ丸太からつくります。これで昨年春に運び出した丸太は全部製材を終わりました。今回の収納庫の構造部材となるものを切り出しましたがチェンソーでの製材はとても歩留まりが悪く寸法通りのものに仕上げた後に出たオガクズの量は90リットルのポリ袋6個に達しました。ほぼ軽トラの荷台にすり切り一杯分です。
例えば、50ミリ厚の板を切り出すとすると、手作業だと多少のぶれは避けられません。厚さにムラが出るわけです。安全のために両側1センチづつ余裕を見て70ミリの板を作ります。さらにチェンソーはチェーンに刃が付いていますからのこぎりのようには薄くありません。多少多めにこれも1センチとすると全部で5+1×4=9となり、5センチの板を作るのに9センチ必要となります。4センチ分はすべてオガクズとなってしまいます。なぜこんなことをするかといえば、製材料金が高いからです。製材料金だけでほぼ同等の完成品を買えるのです。これが私が自分で製材する理由です。
左側が5センチ角の構造となる角材、右が5×2.5センチ角の扉の枠材です。
角材の一部をほぞ加工をしました。すべてバンドソーでの作業です。つぎはほぞ穴の加工です。
このような作業は庭仕事の合間の気分転換にやっているようなものかも知れません。暮れまでにバラの剪定、アーチ作り、寒肥の施肥をすませました。ほぼ70本。その後は樹木の剪定と焼却もほぼ完了しつつあります。いまは落ち葉と雑草の整理、その後肥料の追い肥、移植、株分けなどが待っています。