きょうは、ここ岩櫃山山麓のどんど焼きの日であり、福の神の行事の日でもあります。どんど焼きは朝、福の神は夕方から。その合間を縫って万座温泉で雪遊びをしようと過密スケジュールでした。まずはどんど焼き。正月飾りなどを焼きその火でミズキの枝に刺しただんごを焼いていただく年始めの行事です。私は都会育ちなのでこのような行事は経験がありません。この地区の人たちに教えられて参加しています。岩櫃山の岩壁をバックにして大きな炎が上がります。埼玉から来た娘家族も大喜びです。
どんど焼きが終わるとせかされるように車に押し込められて万座温泉に移動です。万座温泉は標高1750mありますが今年はここでも雪不足です。閉鎖されているスキーコースがたくさんありました。それでも3連休ですから駐車場は8割方埋まっているようです。私たちはプリンスホテル脇の池で遊びながら一周。親も子もジジもスノーシューを履いたり、雪の上を転げ回ったりブスブスもぐる雪を喜んだり、思い思いに雪と戯れてから暖かい露天風呂を楽しんだのでした。
遊びすぎて時間を心配しながら何とか30分前に帰着して獅子舞が来てもよいように照明をセットしたり、みんなに撒くお菓子や小物を準備してスタンバイできました。わが家は順番が2番目なので毎年忙しいのです。5時になると太鼓を叩く音がしてきます。大人も子供も御幣を振りながら声を合わせながら叫びます。「ふーくのかみはーらいこーめ」「やくびょうがーみはーらいだーせ」「びんぼーがーみもはーらいだーせ」「こばんとこつぶをはっこめはっこめ!」わが家では段ボール箱2箱のお菓子と小物を撒きました。皆大喜びでした。これを楽しみに山里から離れた人たちも小正月に帰ってくるのです。日本ていいなー。