菅峰から北に延びる長大な尾根は長野原の町から雄大に見えます。2015年春、長野原町に住む友人夫妻と南の万騎峠から登ったことがあります。峠からすぐ伐採跡地となり、頂上直下まで乱雑で殺風景な景色の中を歩きました。このときの印象が強烈だったのか、まだ登っていない須賀尾峠から菅峰へ登ろうという気持ちになるまでこれだけの時間が必要でした。

須賀尾峠からの菅峰の印象は万騎峠から登ったときとまったく違っていました。豊かな森林が登山口からずっと続いています。地図で見ていたときは針葉樹の記号ばかりでしたが、尾根筋は豊かな広葉樹林です。このあたりでは珍しい直径80cmくらいのミズナラが見られます。
カエデ、ホウなども太いのがあり退屈せずに歩けます。写真はホウの大木です。春には豪華な花を咲かせますが20mも30mも上なのでほとんど人に見られることはありません。
ただ歩いていると頻繁に顔に蜘蛛の巣がかかります。落ち着いて歩いていられません。帽子のツバを後ろにしていたのを前にしたらがぜん改善されました。帽子のツバにこんな効用があるとはいままで気づきませんでした。

山はもう秋であちこちにきのこが顔を出しています。次の写真ははタマゴタケです。まだ顔を出したばかりのときはまるでゆで卵そっくり!おもわず手を出して食べてしまいそう。 近所ならこの成長を追跡したいのですが、もう少し成長すると下のようになります。毒々しく赤いきのこは形はごく普通。こんな色でも食用で、けっこうおいしいそうです。

コタマゴテングタケ、清楚な純白でも毒
半ばから上はほとんど笹原、ときには標識のピンクのテープがないと道を見失いそうなところも。尾根の幅が広いので注意が必要。

山頂到着、二等三角点、三角点は測量の基準点で一等は45km間隔、補点が25km、二等は8km、三等4km、四等2km間隔に設置されている。



ヤマジノホトトギス

菅峰は100万年前前後に活動した火山です。北の王城山や南の浅間隠山などと同じ火山山群です。火山の活動期には笹塒山と一体の山でしたが、浸食によって2つの山に分かれたといわれています。