きのう庭でコゴミが出ているのを確認しました。あとで取って夕食に食べてみようと思っていたのですが、何せやることがたくさんあってすっかり忘れてしまいました。きょうまたコゴミと対面しました。さっそくカメラを取ってきてまず写真を撮ってから食べる分だけを収穫しました。コゴミはクサソテツ(ソテツに似ていて、しかし木ではなく草本なのでこんな名前になったのでしょう)の若芽で山菜としてたべるときの名称です。シダ植物ですから生物が海から陸に上がったときの一番古い祖先を持つ植物ということになりますね。今日はその貴重な?植物を久しぶりに食してみようと思います。久しぶりというのは以下の理由によります。コゴミ自体は味もなく、山菜にありがちなアクもなく、食べた感じがするのはその食感だけというまったく自己主張しない、まさに平均的日本人みたいな植物です。しかし日本だけでなくヨーロッパや北米大陸にも自生しているそうです。彼の地でも食しているのでしょうか、もしかして「なんだこれは日本人みたいな食べ物だな」なんて言っていないでしょうね。
コゴミは春を味わうものなのでしょう。やはり日本的ですね。