秋の空は澄み、見るものがみなくっきりとして気持ちがいい。
爽やかに山近寄せよ遠眼鏡   (日野 草城)

 暦は季節の移り替わりをよく教えてくれる。いまは二十四節気の「霜降」、つい先日、朝、庭先がうっすらと白くなっていた。草花に影響はなかったが、夏に勢いのあった雑草はこの霜ですっかり葉がしおれてしまった。この侯の末侯は「楓蔦黄ばむ」、いま、まさに木々が黄ばんで色鮮やかに染まってきました。 作業の合間に振り仰いだ岩櫃山は思わずはっとさせられる美しさです。ここ数日の好天と朝晩の冷え込み、台風による落葉も少なく、よい紅葉です。
昨日は落ち葉を集めて届けてくれた知人に高徳というリンゴをいただきました。何でも市場にはあまり出回らない珍しい種類だそうです。さっそく食べてみましたが濃厚な味で果肉のほぼ全面に蜜があるという!!マークの付くリンゴでした。食後もいつまでも口中に余韻が残ります。
きょうは鳥に詳しい友人と軽いハイキングということで蒿山に行ってきました。この山は頂上部に出ると、いくつかの岩峰があり、冬になると3000m級の高山からイワヒバリが越冬にくるのです。まだ早いかと思いましたが、様子を見に行ってきましたが、やはりまだ来ていないようです。尾根筋には山ツツジが季節違いで咲いていました。
頂上から見た手前が烏帽子岩、その先に五郎岩。

11月1日夕方の岩櫃山
11月3日早朝
同、夕方。作業を終わって振り返り見たときの美しさに思わずカメラを取りに走った。