今日はニ本のブナを伐採をしました 。一本は 福島県 只見 のブナ林から取ったブナの種から育てたブナの木です 。発芽してから29年が経っています。一般に裏日本型のブナは豪雪地で育つので 表日本ではあまり 寿命が長くないと言われています。しかし、まだまだこれからもどんどん大きくなっていきそうでした。切ったのは地上から 80cm のところで直径は 24cm ありました 。

切った後 、積んだ ブナの木から水が滴り落ちてきました 。カミキリムシの穴から水がジュクジュク と出てくる様子が見えました。 まだ寒い盛りの 2月下旬ですが、 もう木は春を感じて根から水を吸い上げていたのでした。

もう1本のブナは表日本型のイヌブナです。こちらは 本来の生育地域ですから 太さ も地上から90cm のところで 30cm ありました 。裏日本型よりも発育は旺盛です 。実生で植えたのは表日本型の方が一年遅く 撒きました。

どちらも私の大事な樹でしたが 、これ以上大きくなると自分では 伐採できなくなりますので涙を飲んで切ることにしたのでした。