花の名はすぐに忘れてしまいます。お客様が多いときはよく訊ねられるので覚えているのだが、コロナ禍中では訊ねられることもなくほとんど忘れてしまった。実はそんなことがなくても年のせいで覚えられない。したがってずいぶん以前から名札をつけているのだがこれがなかなか優れたものがない。たかが名札といっても悩ましいのだ。

名札は添え物だからあまり目立つと鬱陶しい。さりとて目立たなければ役目を果たせない。はじめは市販のプラスチックを使ったが冬に凍上でみな倒れてしまう。

次に塩ビ版を切って長い名札を自作し、名前が消えないようにルーターで彫刻し、ペイントで文字を色付けした。これは何年か工夫しながら使った。しかし、凍上で寒い年はやはり倒れてしまう。昨年は名札を直接土に差し込むのをやめて、長いポールを刺し込みこれに名札をネジ止めした。しかし、これも高いところでは目線にあわない。

そんなわけで今年もまた新たな試行錯誤をはじめ、新しいバージョンを作り始めたのです。写真のプレートを少し長い支柱の先に45度の角度で取り付けようと思っています。