ツバメの置物を作りました。材料はつばさと尾羽はエンジュ、色が濃いから良いかと思ったら意外と薄い色で、ビーズワックスをぬってやや濃くなったかなといった感じです。これは、ご近所で庭木が大きくなってじゃまにされ、いただいたものです。

身体はベニマツ、そうロシア沿海州で野生動物の貴重な食料源であるベニマツです。伐採で急激に減少して問題になっている木です。やわらかくて加工しやすく狂わないという特性が災いしました。私は製材所で山積みされて朽ちそうなのを、安く分けてもらっていろいろな家具を作りました。いまは手に入りにくいでしょう。ただ日本にも姫小松という優れた木が雪国で育っています。
ベースの木はケヤキです。これは素晴しいケヤキでした。
上は滑空しているもの、下は急降下中を想定したもの。
ただここで飛んでいるツバメはイワツバメで、オブジェのツバメとは違うものです。きょうも昨日も散歩のときにイワツバメのコロニーにはツバメの姿はありませんでした。きっと南の国に増えた家族と一緒に帰ったのでしょう。今頃は海を渡っているところかもしれません。