マンサクが咲きました。”まずさく”からマンサクと呼ばれた。というのはよく聞くことです。東北や北海道ではフクジュソウもマンサクと呼ばれると山渓カラーガイド「花木1」にあります。”まず咲く”ということからすればフクジュソウこそマンサクの名にふさわしいでしょう。今年も正月から咲いていたのですから。ここでいうマンサクは2月も半ばを過ぎた頃に咲き出します。去年は2月12日に咲きはじめ、15日には満開に近くなっています。まあ、例年どうり。というところでしょう改めてよく見れば変わった形の花です。1ミリくらいしかない幅の花弁で、それが同じ幅で2センチくらいの長さで、黄色い花は昆虫にアピールするためでしょう。寒いうちに咲くフクジュソウも黄色。ロウバイも黄色。クロッカスも一週間くらい前から咲き始めたのは黄色。花の中心に見えるガクが赤いのも昆虫にここだよ、と教えているのでしょう。でも、昆虫は15度くらいにならないと出てきません。早春の花はリスクの高い生活形態です。 下の写真の右側はロウバイ。こちらはもう満開を過ぎました。近くに行くとまだ香りは放っています。それと、ここの背後の高台にあったダンコウバイは草刈のときに切られてしまいました、残念。