あさ、散歩に出ようとしたら、東のほうに少し明るいところがありました。少し待っていたら青い空が覗いてきました。長くは続かないだろうが、青空は心を明るくします。
対岸の山の中腹に、朝の陽がスポットのように明るかったのでシャッターを切ったのだが、太陽の光願望の幻影だったらしく、あたりは梅雨空が広がり雨雲の片割れが浮かんでいた。
一昨日、一時間ほどかけてイスの図面を書き上げた。この型のイスは機能的で用途が広い。学校の実験室なんかもこんなイスですね。私のパソコンは、岩櫃山の見える北窓に向いています。すぐ後ろを向くとテーブルがあって読書や食事、お茶などをします。ひんぱんに180度向きを変えるので、背もたれは邪魔になるのです。背をもたれてリラックスしたいときは、テーブルの反対側にリクライニングチェアーがありますから不便はしません。それにこの手のイスはどんな姿勢で座ってもすべて許容してくれるのです。私はちょっと無作法ですが、片足を座面にのせていると仕事がはかどるのです。いまもこの型のイスを使っていますが、座面が平らなので、もうすこしおしりにやさしいイスがほしいと数日前にふと思ったので、さっそく図面を書いたわけです。
昨日、図面に従って材料を加工しました。これが全パーツです。少ないものですね。座面だけ赤松であとはあまり品質のよくない成長の早い杉です。全部杉の予定でしたが、手ごろなものがありませんでした。この赤松は古い住宅に使っていた古材です。35cm幅、厚さ35mm、長さは4mでした。反りを取るとちょうど30mmの厚さになり、理想的です。ただ、スギの柔らかい感触がないのが残念です。おしりにやさしいのだけれど。

けさ、これを組み立てました。クランプで固定しながらの作業です。大きなクランプが4つもつけていると邪魔だし、重いので全部のほぞを差し込んでから、クランプははずし、バンドで固定しました。接着剤が固化するのに一日かかるので、塗装もしてしまうことにしました。
上側のバンドは、四角いものを接着し、固定するのに便利なものです。もっともベルトならなんでもいいのです。荷造りようのでもOK
塗装完了しました。バンドを外すのは早いのですが、やむをえません。塗料は濃いこげ茶でアンティークにしようと思いましたが、在庫がありません。油性のオイルステインがあったのでやむなくそれを使うことにしました。色はダークオークとあるのですが以前使ってやけに明るいので気に入らずお蔵入りしていたのです。何度も重ね塗りをしてなんとか許容の濃さまでになりました。

ひびがありますけれど古材だから仕方ありません。それにあまり深くありません。実用上問題ありませんし、これも味の一つと思えば魅力にさえなります。

追記:座ってみましたら、座面をもうすこし掘り下げて見たくなりました。まだ工夫の余地があるようです。

翌日、追記の作業をやってみました。槍カンナの変形のような道具です。こね鉢の仕上げなどに使います。削っている刃先が見えるのが利点でしょうか。深さを均一にするのに慣れが必要です。その点、四方反りカンナのほうが楽です。削りくずはらせん状になります。

庭の花を少々。フウロソウがまた咲き始めました。
八重なのかと思ったら、そうではなく周囲に舌状花があって、中央の周辺部に筒状花があるキク科のふつうの形でした。名前は宿題にします。小花です。娘のところの庭にはもう一月くらいまえに咲いていたので、我が家のはもう終わったのかと思ったら、咲いてきました。得した気分です。ニンジンボク

ベロニカ
ムクゲの季節になりました。
ムスクマロウ