けさはベニマシコのさえずりで目が覚めました。なんと贅沢なとお思いでしょうが、まだ外は薄暗い6時です。勤め人のときは5時半に起きていましたが、春浅い今は7時。でも、6時に起きてカメラを提げてさえずりの主を探しに歩きました。声はすれども姿は見えず。近くでの声ですが一時間追跡して成果ゼロ。朝食に戻って食事後また聴こえます。またお付き合いして、結果は同様。まあ、二時間散歩したと思えば無駄ではない。庭の仕事はあらかた終わったのですが、探せばやることはいくらでもあるもの。土手の斜面に土留めをして別々のところに三本のクリスマスローズを株分けや移植をしました。ついでにバラやクレマチスの手入れもして、宿題だったダンコウバイの花を調べてみました。大分花弁も開いてきているのでたくさんの写真を撮りました。前回のときにとても複雑な構造をしていそうだということが判ったので角度や倍率を変えて撮ったのです。
拡大してみました。花弁は6枚。左上は二枚がやや重なり合って見える。中央から外側に突き出しているように見えるのが雄しべ6本。右上の一本は少し短く見える。
それぞれの雄しべの先端(葯)は二つの花粉が入る葯を持っている。先端に突起が出ているのは葯の弁(ふた)が開いてめくれ上がったもの。葯の中は空っぽ。こちらの写真の葯は左のものだけ一つ弁がめくれているけれど、花粉はまだ入っているようだ。すぐ上(隣)の葯は弁が少しめくれている。ほかはまだ弁は開いていない。
それと、この写真でもう三つの雄しべが見られる。上の写真で見た外側の雄しべとは少し違う。左に出ているのが見やすいようだ。やや幅広の緑の棒(花糸)の途中に黄色いもの(蜜腺)が二つ両腕ののように付いている。そのすぐ先端(左)には雄しべの葯が見える。これと同じものが二つ、右上と、右下に見える。結局雄しべは九本、蜜腺が六個ということのようです。 素人なのであるいは変なところもあるかもしれませんがたぶんそんなところでしょう。それにしても何でこんなにごちゃごちゃしているんでしょうね。進化の過程でいろんなものを付け加えたのでしょうか? いま写真を見ていたら中央にたくさん糸のようなものがありますね。ほかの花にもこんなのがありましたが名前も役目も忘れました。

今日の庭の様子を少し。