雨の後の霧があっという間に消えて青空が広がりました。
さて、ホトケノザとヒメオドリコソウの区別はつきますか。かくいう私も数年前まで区別がつきませんでした。
うん?どっちだっけかな?という感じ。
これがホトケノザです。
あまりいい写真ではありませんが、ヒメオドリコソウはこれ、
庭でオオイヌノフグリの写真を撮っていたら隣にホトケノザが咲いていました。よく見るとなかなか可憐な花です。引き込まれました。唇のような形をしているので唇型花(しんけいか)というそうです。舌状花というのもありますが、これはキクの花びらのようなのをいいます。紛らわしいですね。ホトケノザの姿は横から見ると蓮の葉の上の仏様にそっくりです。仏様の顔の部分に赤い点が見えます。これはおしべの先端の花粉がついている部分でヤクといいます。
ちょっと見にくいので失礼ながらフードのようなのを取ってみました。赤いヤクの部分が見えます。
めしべはヤクの後ろに枝分かれしているように見えるのがめしべのようです。虫が蜜を吸いに花に入ると花粉が昆虫の背中につく仕掛けです。そしてほかの花へいってめしべに花粉をつけるというわけです。
ところでホトケノザは今見てきた開放花(花が開いて昆虫などによって受粉する花)と、花が開かずに中で自家受粉する閉鎖花と両方を持っているそうです。閉鎖花の写真をとろうとしたらもうすでに閉鎖花の役割は終わったようでもうありませんでした。

 

数日前からヤマガラが頻繁にくるようになりました。ニーニーと甘えたような声で鳴きます。これまで、実を食べつくしてしまうともう翌年まではあまり来なかったのです。それがここ数日、ようすが違います。落ちたエゴの実を拾って食べるようになったのです。どうしたんだいヤマガラくん。
今まで一度だって落ちたものは食べなかったじゃないか。
茶色のラグビーボールのような実をくわえています。あたりにはいっぱい落ちているのです。写真にもたくさん写っていますね。
ヤマガラは秋、冬の食料のたくわえをします。せっせと運んでいるのを昨年も見ました。私が思うところ我が家のエゴノキは6本ありますが、それで食糧事情がよくなって家族が増え、いまでは多いときは6羽くらい来ることがあります。いくら蓄えても追いつかなくなったのではないかとにらんでいます。背に腹は変えられないのでプライドを捨てて拾い歩き(飛び?)を始めたのでしょう。