吾妻川を挟んで岩櫃山の対岸を厚田地区といいます。ここに四戸という集落があります。国土地理院の地図を見るとこの四戸と温川を挟んで新井と徒歩で結ぶ小さな橋が描かれています。きょうはこの橋を見に行こうと地図を片手に家を出ました。目的地まで約3kmです。途中までは通い慣れた道ですが、集落に入るのははじめてです。地図を見ながらでないとまったく判りません。どの道も車が一台の幅です。急に道が下りになったら道に赤いコーンがあります。その直ぐ先が川でした。川幅は思ったより広くここに小規模の橋を造るのは容易でないと思いました。もちろん橋はなかったのです。ただ、川のすぐ縁まで道が直角に来ているのですから以前は道があったことは明白です。いつ頃まであったのか、人影を見ないので判りません。対岸にも川の中も橋の痕跡はありませんでした。来た道とは違う道から広い道に出ようと歩いていたらこんな表示が目に留まりました。

この看板のあるのは個人の方の庭先です。家の方が庭先で仕事をされていたので掲示にある4つの古墳の場所が判りました。この掲示板のすぐ奥にあるのがこれです。3号墳石室というのでしょう。ぜんぶ玉石ですから現地調達のごく簡単な作りというべきものでしょう。
3号のすぐ東にもう一つ古墳があります。同じお宅の進入路の右側です。
次の古墳は3号のすぐ西、お隣の家の庭先です。アプローチの小道が付いていますからあまり気兼ねはいらないようです。
最後は、この古墳の小道を挟んで反対側にあります。これは広い道沿いで何度も見ているものです。これが一番立派なようです。
この古墳の広い道を挟んで向こう側(北側)は上信自動車道の工事現場です。以前ブログで紹介したボックスカルパート工法で交差する道路を造っています。岩櫃山も見えます。
以前架橋工事中だったのがもう路面の工事に入っていました。
この日の朝庭に出てみるとこんなに寒いのに水蒸気がもうもうと立ち上がっているのにビックリ!
寒い日に川霧が立ち上るのと同じなのですね。割れて空っぽのバケツからも。川の場合水温より大気温が低いとこうなるようですが、これは朝日で暖められた鉄板や黒いプラスチックバケツから霜が蒸気になったのでしょう。乾くまでのあっという間の出来事です。