カリガネソウはわが家に来てちょうど一年になります。数年たつと大きな株になるそうですが、わが家のはまだ少年。花は1cmちょっと小さい花ですが特徴があります。感じとしてスミレに似ていますが雄しべ、雌しべに特徴があります。
大きく逆U字型に曲がっています。横から見るとよくわかります。一番長いのが雌しべ、雄しべが四本。五弁の花びらのうち中央下の花弁が一番大きい。
中央下の花弁は大きいだけでなく、白い文様がある。これは花粉を運んでくれる虫に蜜のありかを教えるマーカーだといわれる。虫が蜜を吸うとその重さで花が曲がって虫の背中に花粉を付けたり、背中の花粉を雌しべに付けたりするのだそうだ。写真の雄しべの花糸は折れてしまっているようだ。つぼみはまん丸。すぐ咲くかと思うと意外と開花に時間が掛かるようだ。

今日であった蝶はいくつもあるけれど忙しく動いていたり、カメラが手元になかったりで写真のなったのは2種類だけでした。一つはアオバセセリ、ブッドレアの花の蜜を好んで吸っていた。赤橙斑が後翅と頭部にある。一見黒と思わせる濃い青緑色。
もう一つはクジャクチョウ 羽の形から♀かも。なんとも鮮やか。しかし羽裏は地味。