オープンガーデンをやっていると、訪れて下さる方からいろいろな知識を得る。真冬に咲く花も結構あるらしい。でも見聞の狭い私は一般的なものしか知らない。なんと言っても福寿草とロウバイがその第一であろう。その福寿草の一輪が咲いたのだ。この寒い中、黄色の大きな花を見るといとおしくなる。地べたに張り付くような高さに咲く福寿草はきっと寒さに耐えやすいよう露出部を少なく背を低くしているのだろう。(私の想像です) 春に近づくとほかの植物も芽生えて背丈を増してくる。福寿草もいつまでも地べたに張り付いていたらほかの植物の陰になってしまって太陽の恵みを受けられなくなってしまう。福寿草も背丈を増して陽光を受けているのではないか。季節の進行と共に背丈を変える福寿草。自然はふしぎに満ちている。
一般的に植物は発芽して茎を伸ばし、その後につぼみを作り開花する。しかしみながみなそうではないことを福寿草は教えてくれる。
高山の生物に造詣の深い写真家田淵行男は「平凡といえるものが自然界に在るとすれば、それは多分に、自分自身の中の、見抜く力が足りないせいからではあるまいか。」といっている。なるほど‥

ロウバイ
場所によってはもう盛期を過ぎているところも多いでしょう
わが家のロウバイはこれから、