「オープンガーデンいわびつ」も、11月末の降雪以後、寒気のダメージを受けて、すっかり冬の装いになりました。日々の手入れも、来年のための準備になります。今回は、オープンガーデンいわびつで使っている花壇用土の話をしたいと思います。 用土を作るための材料は、ほとんどが自家調達です。これまでは、土壌の水はけをよくすることに主眼を置いたのですが、今回は、よい花が咲いてほしいという願いを込めた配合です。写真のバケツ、左から豚ぷん、オガクズ、腐葉土、木の枝を燃した消し炭、下の二つの容器は、左から過リン酸石灰、苦土石灰です。これを全部しっかり混ぜて使います。球根や草花の苗を植えるときは、これを、土とよく混ぜて植え付けます。すでに植えられているものには株元に置くか、穴を掘って埋め込みます。水はけの悪いところには、これに鹿沼土を追加して混ぜて使います。

材料を全部混ぜた写真です。

 

とんぷんです。本当は牛糞にしたいのですが、値段が全然違うのでやむなく。近くのOK牧場!(ホント)で軽トラに2台分ぐらいを1台にぎゅうぎゅう詰めてくれて¥1000。一応完熟です。

 

オガクズ、カンナクズです。鶏糞を混ぜて発酵を促進して一年以上のものを使います。

 

腐葉土です。使うとき、堆肥置き場を掘るとカブトムシの幼虫がたくさん出てきます。

 

消し炭です。白い灰になっているのは少ないので肥料と言うより、土壌改良材です。毎年膨大な量の木の枝を切るので、事欠きません。

 

過リン酸石灰と苦土石灰です。酸性土壌なので、リン酸の吸収が悪く、一年を通して苦土石灰、消石灰、草木灰が欠かせません。

 

堆肥置き場です。いまテレビで動物園や水族館のバックヤードを公開するのがはやりです。オープンガーデンいわびつのバックヤードを紹介します。ここに、これまで紹介したものの他に、鹿沼土、軽石、砂があります。フェンスは部分ごとに外れるようになっています。

 

こんな感じです。あまり格好良くははありませんが。    来年よい花が咲いてくれますように‥。