昨年と同じことが起きてしまいました。長い雨なしの乾燥した期間のあと今度はたくさんの雨が降り、雨後の晴天続きに発病。褐斑病です。名前の通り葉に褐色の斑点が出て葉は枯れてしまいます。朝5時半これを発見しました。すぐ昨年同様病気の葉を全部むしり取ります。その後消毒。昨年はこれで下火になったのですが‥。昨年は4月下旬でした。今年は花も一週間遅れていますから状況は同じです。来年は忘れないようにしなければなりません。忘れていましたがこれはジャーマンアイリスの話です。昨年は周辺の野草類から伝染したと考えていましたが、今年も園外の野草も発病しています。気候条件が悪化していることは確かなようです。

さて、ようやく宿根草が咲き始めました。これまでの球根植物との交代です。まずはコンロンソウ(崑崙草)。何で崑崙草と名付けられたのか判りませんが名前がとても気になります。崑崙といえば崑崙山脈。中国の河西回廊を西へ玉門関を出るとタクラマカン砂漠の南に連なる大山脈が崑崙山脈です。チベット高原の北辺を限る山脈でもあります。この崑崙という地名というか言葉が日本人の一時代の人々に憧れというか、魅了したのでした。私などはおそらくその世代の最後あたりになる世代でしょう。崑崙というと旧制三高の寮歌に「‥かよえる夢は崑崙の高嶺の彼方ゴビの原」という一節があります。黒澤明の映画の挿入歌となって広まったらしいですが、私はもっと後の時代ですからただ何となくですが夢をかき立てられたのでした。それはいまでも同じです。4月29日のブログでプラントハンターのことをほんの少し書きましたが、このときのヤル・ツアンポーについていま調べ直してスウェーデンの探検家スウェン・ヘディンの中央アジア探検紀行などを本棚から引っ張り出して読んでいます。

コンロンソウはナブラナ科の草で、あの、種がパチパチ顔に当たるタネツケバナの仲間だそうです。
ご近所の方が山取したものを一株もらったものが地下茎でどんどん広がっています。
シラー3色 頂いたばかりの豪華な二輪草、千重二輪草というのだそうです。
普通の八重咲きとは違って雄しべが変形したような花弁がたくさんあります。

もう盛りを過ぎたチューリップですがまだ十分美しく、
特に八重はチューリップではないほかの花に変身したように見えるから二度お得。

ウマノアシガタ、素っ気もない名前ですからキンポウゲと呼びたいです。

今日咲きました。頂き物のシナノキンバイ。
高山ではお花畑の主役。大群落を作っています。わが家でもそうなったらいいな。

カリフォルニアポピーも今日開花

ヤグルマソウはいまヤグルマギクと呼んでほしいそうです。ピンクは美しい。
いま新種がたくさんできてブームみたい。 青い絞りの花弁ですが、青い点が散らばったビオラがほしいのです。 ヒイラギソウ(中央)左右はムスカリ